丸セパ 即納 共栄製作所株式会社のホーム > 共栄ニュース > 共栄ニュース 2005年1月号 -第174号-

2005年を迎えて

2004年は大激動の年でした。中国の経済成長が世界経済を一気に押し上げ、それに伴って全ての原材料が高騰しました。輸出産業での業績は増収増益で笑いが止まらないといった状況でした。しかし、建設や土木関連は公共事業の削減や大手ゼネコンの価格競争によって、下請け業者は材料や間接経費が上がっているにもかかわらず、工事単価が厳しく、まさに単価はデフレ、材料はインフレで今まで経験したことの無い年だったと思います。

2004年が去って、2005年を迎えましたが、日本経済はどうなるのか?
はっきり申しまして「さらに厳しい一年になる」と思います。なぜなのかと申し上げれば、①アメリカの景気の悪化およびドル安。②中国経済先行き不透明感。③日本の政府の経済に対するオンチ政策等。
それでは建設・土木業界の予想ですが、建設は関東地区においては昨年より少なく、地方都市では若干多めです。土木は台風や水害、中越地震の復興工事、そして整備新幹線の着工等により前年よりやや多めです。しかし、鉄はじめほとんどの建設資材が1月~3月にかけて再び大幅な値上になります。3年前の価格の2倍~2.5倍だと考えていたほうが正しいと思います。今年も厳しい状況下の中において、しっかり経営戦略と戦術を立て負け組に入らないようお互い今年も頑張りましょう。