夢のプロジェクト[マンモスの復活]

今から5千万年前もの昔、アフリカのナイル河下流のほとりで、マンモスの先祖にあたる哺乳類が誕生しました。その約4千5百万年後に長い牙を持つマンモスが出現します。やがてマンモスはヨーロッパに移動し、大陸を西から東へと移動しながら、気候や環境の変化に応じ体毛を持つなど進化させていきます。

しかし、氷河期の終わりを告げる約1万年前に突然、地球上から姿を消し絶滅しました。原因はいまだに謎です。日本では北海道にマンモスの化石が発見されています。

マンモスは体高は3～4メートル、体重は6～10トンだと推定されています。

現在、マンモスを復活させようと世界各国で試みがされています。具体的にはシベリアの永久凍土で氷漬けになっているマンモスから精子を取り出して、アフリカ像の卵子に人口受精させるというものです。もし成功すれば、純度50%の混血マンモスが誕生します。これを繰り返すことによって純度100%のマンモスに近づいていくのです。
絶滅から1万年の時を越えた今、マンモスの復活計画は、まさにロマンあふれるプロジェクトだと言えるでしょう。今、開催されています愛知地球博にシベリアの永久凍土から発掘されたマンモスが公開され大きな話題となっております。