丸セパ 即納 共栄製作所株式会社のホーム > 共栄ニュース > 共栄ニュース 2006年6月号 -第191号-

急成長の“インド”

ブリックス(BRⅠCs=ブラジル、ロシア、インド、中国)と呼ばれる新興市場国の中でも今、インドが注目されています。03年度の国内総生産成長率が8.2%で中国に次ぐ高さである。人口10億人のうち、5.5億人が25歳未満で将来的に豊富な労働力は他の国にない魅力があります。特に成長産業は知識集約型産業が大きく伸びて自動車、自動車部品、化学製品、薬品、情報技術分野などです。

また、インドは大学や研究所などの高等期教育機関が整い毎年200万人を超す優秀な人材が巣立ち、さまざまな分野で活躍しています。

それゆえ、ソフトウエア開発などのIT技術関係が輸出に大きな貢献をしています。インド人は英語で話し、昔から数学に強い人種とされ、アメリカのIT企業には多くさんのインドエンジニアが活躍していますし、日本企業のソフトウエア制作も行っています。ではインドは、どうしてIT産業が強くなったのか?その理由のひとつには、IT産業は製造業と比べて、道路などのインフラが必要でないことが挙げられます。優秀な頭脳と最小限の施設があれば、手軽に輸出できる分野なのです。

中国では人口が抑えられていますが、今後インドが世界で人口が最も多い国になることが予想されます。2030年にはアメリカ、中国に次ぐ第3位の経済大国になるであろうとの経済評論家の声もあります。
今インドでは、道路やインフラ整備や旺盛で日本はじめ各国からの投資も活発です。
急成長するインドにこれからも注目したい。