進化
キリンの首はなぜ長い?――学問的には2通りの考え方がある。19世紀、フランスの博物学者ラマルクはこう考えた。「キリンの先祖は、木の葉を食べる時、みんなが届かない高いところに豊富にある葉を食べようと常に首を伸ばし続けた。だから首がだんだん長くなった」
他方、「種の起源」で著名なチャールズ・ダーウィンは別説を唱えた。「生物が子孫を残す際に起きた異変のうち、生存に適した異変だけが生き残る。キリンも、高い木の葉を食べることができる、より首の長いキリンが生き残ったのだ」
生物の進化を教える両者の説に得心する反面、両説に共通する疑問は今日まで解明されていないことを不思議に思う。それは、そうした進化の過程に存在しただろう「首の長さが中くらいのキリン」の、化石すら見つかっていないのはなぜ?ということ。チャールズ・ダーウィンの名著「種の起源」で、「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるわけでもない。唯一、生き残るものは変化できるものだけである」
《信用情報第3770号より》
3年前のサブプライム問題が起きて、鋼材価格や原油価格が高騰しました。そして翌年の秋にリーマンショックが発生し世界同時不況、百年に一度の大不況とも言われて、各企業の売上は激減しました。そんな中において新興国は不況とは無縁で発展続けてきました。その恩恵もあってわが国の輸出関連企業が業績を回復しはじめました。しかし、ギリシアの問題が明るみになりました。まさに歴史は繰り返されると言いますが、再び鉄や原油価格が高騰しています。各企業に打撃は必至の状況となりました。
この3年間の月日において「変化対応ができなかったものは、生き残れず」これからの3年間は、さらに「考え方」、「やり方」を見直し、変化していくしか生き残る方法しかないような気がします。