戦後の辰年の政治経済や事象
明暗二相に揺れた2011年。3月11日の東日本大震災と福島原発事故は、その年を表す漢字に「絆」が選ばれたように、悲惨な事象の中で連帯感を強め助け合う日本人の姿を浮き彫りにした。その一方で、政治経済の混迷は目を覆うばかりの惨状だった。
今年の日本経済はどのような年になるのか?政治では消費税増税、国会議員の削減と国家公務員の給与削減のいわゆる行革問題。TPPの参加交渉。経済では、超円高がどのようになるのか?デフレ対策は?EUの金融危機財源問題。まさに難題山積である。
今年の干支は「壬辰(みずのえたつ)」であり、十二支の中で唯一の架空の動物の竜(龍)である。竜が天に昇るように新たの時代を駆け登っていけるのか。
戦後5回の辰年を振り返ってみよう。
△昭和27年△
GHQ廃止、IMF世界銀行加盟。講和条約発効の3日後のメーデーは多数の死傷者を出す「血のメーデー」事件、吹田事件、大須事件の三大騒乱事件が発生。保安隊(のちの自衛隊)発足。NHK「君の名は」空前の大ヒット。
△昭和39年△
東京オリンピック開催され、オリンピック景気が続く。東海道新幹線、東京モノレールが開業。先進国の仲間入りをする。巨人の王貞治が55本のホームラン新記録。流行歌「愛と死を見つめて」が大ヒットする。
△昭和51年△
ロッキード事件発覚、田中角栄前首相逮捕。天皇在位50年式典開催。昭和生まれが総人口の半数を超える。中国では「天安門事件」起こる。「春一番」が大流行。
△昭和63年△
リクルート事件が発覚。消費税導入される。青函トンネル、瀬戸大橋開通。アジアで2回目となるソウルオリンピック開催。流行歌「乾杯」。
△平成12年△
小渕首相が緊急入院、政治や経済の混迷。少年の凶悪事件多発。警察の不祥事や医療ミスの不祥事が相次ぐ。二千円札発行。「TUNAMI」が大流行。
△平成24年△の願い
これ以上、空気や水や川、海が汚れないように!平穏な1年になりますように!